●椎間板ヘルニアとは何か
腰痛の王様 ⇒腰痛+痺れの複合攻撃
突然の腰痛と太腿から足先に至る痺れ。それが椎間板ヘルニアです。簡単に言えば腰痛が悪化し、神経痛まで併発してしまった状態となります。椎間板ヘルニアは20代から60代の人に多く見られる症状だったのですが、最近では10代の若い人にも見られるようになってきました。その為、ヘルニアは「現代病」とも言われているようです。ちなみにヘルニアという言葉は「突き出した状態」を表し、まさに「椎間板が突き出たもの(=ヘルニア)」が『椎間板ヘルニア』ということになります。
ヘルニアを知るにはまず背骨の構造を知るべし
ヘルニアを理解するにあたって、まずは私たちの身体の中心である背骨について少し理解する必要があります。まず、背骨(脊椎)とは24個の椎骨が連なって成り立っています。そしてその椎骨と椎骨の間には「椎間板」と呼ばれているクッションの役割を果たすものがあります。この椎間板は「繊維輪軟骨」と「髄核」という二つの要素から成り立っており、柔らかい「髄核」を柔軟性の高い「繊維輪軟骨」が包み込む形となっています。皆さんの大好きな大福餅をイメージしてください。アンコが「髄核」でアンコを包み込む餅が「繊維輪軟骨」です。
●ヘルニアの症状
初期は激痛であることが多い
大体の方が激痛を伴う痛みを訴えることが多いです。腰痛・痺れ・感覚障害・など色々な箇所・状況において見られます。主には頸部〜足にかけての激痛です。具体的な症状を以下にいくつかあげてみます。
- 歩行困難
- 咳・クシャミをしたら腰に激痛が走る(痛みが響くような感じ)
- お尻裏側〜太腿裏側にかけて痺れが走る
- 立ち上がるのが困難(クの字が精一杯)
- 前かがみの姿勢が辛い(椅子に座っていて背中を丸めると痺れが走る)
- 少し歩いただけで腰から下に放散痛(ジーンとした痛み)が起きる
ヘルニアは腰椎の中でも4番5番に特に多い
椎間板ヘルニアは椎間板のどこでも起こりうるものですが、多くの場合は四番と五番の腰椎上にて起こることが多いようです。何故なら上体の重みや力などの圧力が脊椎と骨盤の連結部分である「第4・5腰椎」に集中してかかる為にどうしても他の椎骨に比べると過負荷になりやすく、疲労も蓄積されやすいからです。
椎間板ヘルニアの痺れに襲われたとき、若い世代である程「まさか」といった気持ちが強く、体を無理に動かして何度も何度も症状を確認する傾向があります。これは「最もしてはならない選択」のひとつです。症状の悪化を進めることにしかならず、日常生活への復帰が遠くなるだけですので痺れを自覚したらすぐに安静にするようにして下さい。
